PiD zine

PiD zineはプロダクト・インテリアデザイン学科の今をつたえるブログです。

2011.12.01

展示会

【展示会】2年生デザインユニットWAKUによる『伝統展』レポート2

こんにちは。PD-ZiNE発行者のぴでじんです。

プロダクトデザイン学科2年生9名によるデザインユニット「WAKU」によるグループ展「伝統展」が開催されました。
昨日に引き続き「伝統展」のレポートをお届けいたします。
とんぼ玉→とんぼまきまき
とんぼ玉は16世紀にブラジルやロシアで発展し、江戸時代に日本に伝わりました。
これは工芸品であるとんぼ玉をイメージした、MP3プレイヤーのイヤホン巻き取りです。
巻かれたコードがとんぼ玉の模様になり、見せる収納ができます。
明かり→Sleeping helper
現代では一日中、街から明かりが消えることがなく、温かみのある白熱電球から青白い蛍光灯が多く見られるようになりました。
夜中でも快適に暮らせるようになりましたが、便利さと引き換えに何かを失ってしまったのかもしれません。
就寝する1時間前に、部屋の明かりを消してこの照明をつけ、白熱電球の温かみと癒しの空間を作り出すことで、睡眠サイクルをつくり安眠を得ることにつながります。
お風呂文化→ゆゆたま
平安時代には引っ越しや婚儀、治療や正月に入浴していたそうです。
江戸時代には社交の場としてお風呂を楽しんでいました。
お風呂は娯楽だという意識が現在のお風呂文化にも繁栄され、さまざまな入浴グッズが誕生しています。
こちらはお風呂で触って、香って、癒される入浴剤玩具です。
素材は人肌に良く似たゲルを使用しており、感触・香り・遊びで癒しを体感することができます。
雪見酒→HITOIKI
日本には冬に露天につかり、お酒を飲みながら景色を楽しむ雪見文化があります。
現代の日本では、美しい雪景色を眺めながらの入浴とはいきませんが、気軽に家庭の浴槽でリラックスタイムを楽しめる桶となっています。
従来の桶は、とっくりが転倒したりお酒が冷えてしまったりなどの問題がありました。
こちらの作品は桶の中心に凹みを作り、さらに桶の中を空洞にすることで、問題を解決することができました。
竹→竹単
現代では金属やプラスチックが主流となり、竹製品はあまり見かけなくなりましたが、金属が貴重な戦時中などは鉄道橋や自転車の一部などに、竹が金属に代用されることがあったそうです。
竹には軽量で強度が高く、弾力性に富み、熱による収縮と膨張が少ないなどの特徴があります。
工業製品の素材として竹が優れていることから、伝統と遊び心を形にしたのがこちらの作品です。
廃車のホンダCD50をベースに、メインフレームとマフラーを竹で制作しました。



これらの作品を通して、少しでも日本の伝統文化の美しさや良さを知ってもらうきっかけができたら。
日本の伝統工芸品やその技術を再発信することへのアプローチになれば。


というWAKUメンバーの想いが伝わる作品展でした。
WAKUのみなさん、お疲れさまでした。



WAKU


ぴでじんより。