PD zine

PD zineはプロダクト・インテリアデザイン学科の今をつたえるブログです。

2012.02.18

4年生卒業研究

【4年生卒展】学長賞・学科賞・学生賞の作品紹介

こんにちは。PD-ZiNE発行者のぴでじんです。

プロダクトデザイン学科の「学長賞」・「学科賞」・「学生賞」を受賞した作品をご紹介いたします。

学長賞 『one-many project』
「作業」〜就労継続支援事業所で働く人から考えるデザイン—
見明ゼミ 北井沙季さん

障がい者福祉施設において、靴下の生産過程で出る廃材を用いたユニットプロダクトと、誰でも簡単にそれらを作ることのできる道具の提案です。

障がい者の方が働く就労継続支援事業書にはA型の雇用型と、B型の非雇用型があります。
B型は訓練やリハビリを目的としており、雇用契約でないため最低賃金を下回る低工賃が問題とされています。

実際に就労継続支援事業所にボランティアに行き、「使う人」からではなく、「作る人」の作業の中からヒントを得てデザインを展開させました。
靴下の生産過程でできる廃材の特徴を活かし、新しい作り方である「ねじる」と「結ぶ」の二つの動作だけでできる商品をデザインしました。

手作業でモノを作るという丁寧で地道な作業工程に目を向け、モノ自体のデザインのみならず作業が楽しくなったり、廃材を再生させたり、生産性の良さを実現させた提案が評価されました。

学科賞・学生賞 『結でん』
レトロ電車を活用した一畑電鉄活性化企画〜結でん〜
佐野ゼミ 小林瑞希さん

ローカル線は過疎による乗客の減少から、経営難による廃線の危機を迎えています。
しかし、ローカル線には都心線にはない特有の魅力があります。
島根県では、観光資源であるレトロな車両が魅力の日本最古級の木造車両「デハニ50形」を有効活用できないかと検討会が行われていることに目をつけ、松江から出雲を結ぶ一畑電鉄をモデルケースとして設定し研究を進めました。

縁結びの町で有名な島根県を走る、一畑電鉄・観光列車のコンセプトを「結(ゆい)」とし、2種類の車両を展開していきました。
カフェ機能併設車両は、地元の特産物を移動ながら楽しめる車両で、内装は固定です。
多目的車両は、用途に合わせて内装を変更し、貸し切りパーティーが開けます。

ローカル線の現状調査から車両の内装、ロゴマークやグッズなどを展開したトータルなデザイン提案が評価され、学科賞と学生賞をダブル受賞しました。

※学生賞は学生が投票し、受賞者が決定しました。

北井さん、小林さん、おめでとうございます!

ぴでじんより。