2012.09.02
【3年生実習】ID:私の乗ってみたい軽自動車講評会
こんにちは。PD-ZiNE発行者のぴでじんです。
大変遅くなってしまいましたが、これからプロダクトデザイン学科3年生の講評会についてお届けしていきます。
まずは、雑貨・インダストリアルデザインコースからお送りいたします。
どうぞおつきあいください。
カーデザイン―私の乗ってみたい軽自動車―
自分自身の夢や望みを実現させる手段としての軽自動車を考えながら、カーデザインのプロセスや表現力を学びました。
carrier
この車のコンセプトは・・・
・出かけてから帰るまでがレジャーな車
・すれ違ったり、通りかかった際に振り向いてしまう車
・周りの人が積み荷を見て、今からどこでどんなことをするのか想像できる車
です。
自転車をルーフに万力で止めることができ、その際に傾斜を利用した積み荷しやすい形状が考えられています。
TORTOISE
最近の軽自動車は広さを重視するあまり、ノーズが短くなり、サイドからリアまでのボディに厚みを感じなくなったデザインが多く見られます。
この車は、二人乗りでスペースを絞ることで、フロント・サイド・リアのボディをしかりと出し、ダイアモンドのようなカット面から感じる「硬さ」をイメージすることで、安心感を演出しています。
iRange
内側からも外側からも楽しさを。
乗る人の視界を極限まで広げ、さらに見た目も面白く、乗る人も乗ってない人も楽しさを感じられる車です。
この車だからこそ見える景色を楽しみながらドライブできます。
SMART
公共施設のパーキングでは、高い料金が発生します。
自動車だけれども駐車スペースをセーブし、二輪と同じように停められる方法はないかと模索したところ・・・
自転車や傘のように車を「折りたたみ」、とことこんコンパクトにすることにこだわった、折りたたみ式一人乗りコミューターです。
Breaker
近年、運転を楽しむことに特化した車が少なくなってきています。
巨大な岩や泥、水、砂などの凹凸の激しい過酷な環境でも、前に後ろに横転し、転がってもおかまいなしに運転を楽しめる、「汚く、野蛮に、騒がしく」をコンセプトにした車です。
Enlarge
軽自動車の乗車定員である4人で、車中泊旅行ができる車です。
低予算で快適な、車中泊旅行やキャンプを楽しみたい人のための車を考えました。
後部座席の車内空間が約3倍に広がります。
TOOLIST
コンセプトは「都会派アウトドアの人のための、若者向けの軽トラ」です。
低床&スライドフロアで楽々積載することができ、ホロも張れ、収納式リアシートで4人乗りもバッチリです。
Viket
限りなくガラス張りで構成された車内からの眺めは、普段の景色も変わって見えるはず。
天候に左右されないパノラマカーです。
自家用車はもちろん、温泉地などの観光地でのレンタカーやタクシーなどでの活躍を想定しています。
プレゼン後の先生方からの講評、アドバイスにはこのようなものがありました。
・絵がうまくなってきている
・作品のイメージをロゴで表現しきれていない
・夏休みを利用してスケッチ力を身につけてほしい
・一つの車種をいろんな角度でとことん描く訓練をするといい
その中でも、ぴでじんが名言だと感じたのは・・・
「そのフレームに意思はあるのか」
後期もカーデザインの実習は継続して行われます。
「フレームに命を吹き込んだデザイン」を期待しています。
私の乗ってみたい軽自動車に取り組んだみなさん、お疲れさまでした!
ぴでじんより。