2012.11.08
【1年生実習】アナログクロック 後期2課題目1週目
こんにちは。PD-ZiNE発行者のぴでじんです。
プロダクトデザイン学科1年生の実習についてお届けいたします。
2つ目の課題、「アナログクロック」がスタートしました。
アナログクロック
ムーブメントユニットを用いた「動きのデザイン」
日常生活の中で動きの制御による道具の原点ともいえる、物理的なアナログクロックに注目し、このムーブメントユニットを利用して、造形的な視点から「動きのデザイン」を行います。
人々は昔からさまざまな方法でモノを制御し、機能を与えて生活環境を形作ってきました。
近年では電子的なプログラム制御の発達により、家庭電化製品や住宅設備、交通システムなど、日常生活の多くの面で利便性を向上させています。
今後、このような制御に関わるデザインの役割は重要性を増していくと考えられます。
物理的なアナログクロックは、動きを制御した道具の中でも、意匠も多様で最も生活環境に浸透している例の一つです。
しかし電子技術の発達に伴い、従来のアナログクロックの存在理由は一義的な機能の意味において限りなく希薄になりつつあります。
高価な時計の存在理由など、時計はモノの価値について多様な様相を見せる好例です。
1週目は課題の概要説明が行われ、各自調査を開始しました。
今年はどんな作品が生まれるか楽しみですね!
昨年度の1年生の作品をご紹介します。
flower
「ふとした一瞬を飾る花」
この花は6時間で開き、6時間で閉じます。
1日の1/4である6時間は、人の生活においてその値は最もわかりやすく、且つシンプルな括りです。
髪と金属、その2つの素材の違和感を感じさせない配色が生活のあらゆるシーンに溶け込みます。
CLOCRSTAL
複数のムーブメントを同期して動かしたときの、周期的な動きに着目してデザインした作品です。
5つのムーブメントをそれぞれ60秒で1周させ、一定時間ごとにさまざまな模様が現れます。