PD zine

PD zineはプロダクト・インテリアデザイン学科の今をつたえるブログです。

2013.03.06

4年生卒業研究

【4年生卒展】卒業制作展「受賞作品編4」

こんにちは。PD-ZiNE発行者のぴでじんです。
プロダクトデザイン学科の卒業制作、奨励賞受賞作品についてご紹介いたします。

学科賞
ATH2013
新しいフットボールシューズのデザイン-Clasp soccer shoes- 

古賀ゼミ 網屋 匠さん
靴紐がなく(シューレースレス)、留め具に地下足袋の「こはぜ」を用いた新しいサッカーシューズのデザインです。
検証の結果、均一の圧力でボールを捉え、キックコントロールの精度が向上、さらに、足のスイングとボールの速度比較から、既製品と同等の性能があることが確認できました。
履き心地のアンケートでは、ボールコントロールがしやすいと評価され、素足感覚に近いシューズが提案できました。

奨励賞
Watashi Bayashi
MEDIA HUB DESIGN-Share.sequential.sprite.-

曽和ゼミ 鈴木 隆太さん
「日常の音をサンプリングし記憶と共に共有するメディアデバイスの制作」
普段、生活するなかで、人は音に囲まれて生活をしています。
また、音には異なるイメージを生み出すだけではなく、記憶の部分でも大きく関わっています。 
イメージとしての他にも音は情報としても感じることができます。 
日常の音は個人の生活環境によって大きく異なり、同じ生活音を聞くことのできるのは、その個人だけに留まってしまいます。
個人の生活のメタ情報として、音をログに残すだけではなく、様々なメディアデバイスの発達した現代だからこそできる、音の共有も行う事ができたのなら、人が日常の音に感じる価値観が変化するのではないでしょうか。 
非日常の音を、日常の音がトリガーとなって再生されることができたら、よりいっそう驚きが生まれ、記憶に結びつくと考えました。
普段の何気ない生活、普段何気なく発生する音、普段では体験する事のできない音、その三つをミックスして、自分だけのサウンドメモリーを構築する。
そんな記憶補助装置になる、それが今回制作したメディアデバイスプログラムとなっています。 
使用者のいる環境や、趣味性などによって再生される音は異なり、特にその「場」でしか聞く事のできない音が再生され、その音や場の共有を行うプラットフォーム、それがこのプログラムになります。
今回はこのプログラムの他に、外部のインタフェースとして、ボリュームノブと音圧メーターをつけた外部インタフェースも制作しました。

奨励賞
#meets_dog
犬の譲渡数を増やすためにできること
―神戸市をケーススタディとした集客型譲渡施設の提案―

佐野ゼミ 浅香 理絵さん
現在日本における犬の飼育頭数は、1200万頭にもおよぶ。15歳以下の子供の数を上回りつつあり「少子多犬化」が進んでいます。
しかし年間53,268頭の犬が、遺棄され保護された後「飼主」となる人が見つからなかったために殺処分されています。
犬の保護数のうち、新たな飼主が見つかり譲渡された犬の割合を見てみると、他国と比べ日本におけるその割合がかなり低い結果となっています。
この割合の要因は、日本人が殺処分を良しと考えていること、この実態への関心の低さがおかしなビジネスを成り立たせてしまっていることにあると考えます。
そのことに卒業研究をとおして関心を持ち続けたいと思い「譲渡数を増やすためにできること」について研究しました。
現在日本において犬と人が出会う流れは、繁殖者から直接または繁殖者から問屋や競り市そしてペットショップを介してという2つが一般的です。
その後何らかの理由で飼い続けられなくなった犬は、行政が運営する保護センターか、全国各地に存在し動物への虐待・遺棄の防止活動を行うNPO団体に保護されます。
この2つの大きく異なる点は保護の期限の有無であり、行政では一定の期限(4・5日)を過ぎると殺処分されます。
犬の譲渡数を増やすためには、犬の保護活動を行っている行政・民間団体の協力体制の強化、貰い手となる個人とのつながりを増やすこと、3者間の関係が重要となると考え、3者が密接に関わることで運営される「犬と人の出会う場」を提案しました。

奨励賞
NESTOUR
居心地の良い空間を創り出すプロダクトの提案 

見明ゼミ  松原 彰良さん
幼い頃の出窓や押入れ、ロフトや屋根裏部屋などの小さい限られたスペースで本を読んだり、宝物を集めてきて秘密基地を作って遊んだり昼寝をしたりといった楽しかった経験を思い出しました。そこでそれらのような居心地が良く、またワクワクするような空間をどうすれば実現できるか、またどのような需要があるのかなどを調査し、分析しました。
作品の具体的な内容として、複数の木のフレームを鳥の巣のように組み合わせ空間を組み上げ、その空間を身の回りのシーツや衣類、家具や雑貨などでアレンジし自分だけのオリジナルの空間を創り、そこで好きなことをして楽しむことができるキットを提案します。そしてこのプロダクトを通して、生活空間やライフスタイルがより楽しく、クリエイティブになることを目指しました。
ぴでじんより。