PiD zine

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2013.06.05

2年生実習

【2年生実習】前期第1課題6週目 バターナイフ

こんにちは。PD-ZiNE発行者のぴでじんです。

プロダクトデザイン学科2年生の実習についてお届けいたします。

バターナイフのデザイン制作

この課題ではデザインの基本要素である完成イメージや機能や使い方と、それを作るための手順について、自らのアイデアに基づいて試行錯誤することを学びます。
その試行錯誤を通じて、デザインの大まかなプロセスと、後期以降も続く工房での制作作業に必要な加工機械や工具の使い方と材料の加工知識を実地に習得することを目的としています。

これまでの実習では、手とモノとの関係を構想しアイデア展開をしてデザインを決定し、簡単な図面を作成しました。

制作の一番最初の作業はボール盤を使って、ハンドル部分に差し込み用の穴をあけるところからスタートしました。
続いてブレード用の平板と軸パーツを、コンターマシンや棒ヤスリ、耐水紙ヤスリなどで加工しました。

サイコウッドと呼ばれるハンドル部の部材の成形加工は、ベルトサンダーや組ヤスリ、紙ヤスリで行いました。

ブレードと軸の接合は、ロウ付けにより行います。
今回はロウ付けについて詳しくご紹介いたします。

ロウ付けは異なる金属の融点差を利用して熔着することを言います。
ロウの種類は金・銀・プラチナロウなどがありますが、今回は銀ロウ付けを体験します。
銀ロウ付けでは、銀・銅・洋白・真鍮・鉄・ステンレスなどの熔着が可能です。

ロウ付け面の成否は、洋白板と洋白丸棒のロウ付け面同士がきれいに仕上げられているかで決まります。
ブローパイプの炎を調整します。

ロウ付け面の中心に当てます。
ロウは温度の高い方に溶けて流れる性質があります。

水冷し、希硫酸液につけたものを水洗いの後、研磨して仕上げます。

ハンドルの塗装はサフェーサー、ラッカー塗料、ウレタン塗料など、下地塗装と仕上塗装をそれぞれ2回ずつ行います。
そして仕上げ研磨作業と、ハンドルとブレード軸の接合作業を行い、バターナイフの完成となります。

このような手順を踏んで、バターナイフを制作していきます。
加工機械や工具の使い方と、材料の加工知識を実地で習得することができる課題となっています。

ぴでじんより。