PiD zine

PiD zineはプロダクト・インテリアデザイン学科の今をつたえるブログです。

2013.06.19

3年生実習

【3年生実習】UD:暗闇の中でユニバーサルデザインを考える 講評会2

こんにちは。PD-ZiNE発行者のぴでじんです。
昨日に引き続き、プロダクトデザイン学科3年生、ユニバーサルデザイン領域の実習講評会についてお届けいたします。

「暗闇」の中でユニバーサルデザインを考える

私たちが「見える」のは光可視光が存在しているからであり、光が遮断されるとどんなに視力があっても何も見ることはできません。
日常生活の中で、夜でも閉め切った屋内でも完全な暗闇を体験することは難しいです。
完全な暗闇の中で視覚以外の感覚器官の力を実感し、同時に視覚が利用できない状態を体験することで、視覚を利用できない状態の人も使用できる生活用具をデザインしました。
暗闇の体験を通して問題点を発見し、取り組むべき課題を掲げ、その課題解決のための提案を行い、デザインプロセスを学習しました。

Touch×Touch×Touch

目の見えない友達とのふれあいや真っ暗な世界の体験など、暗闇で重要な「触覚」と「コミュニケーション」を使って、子どもが体を動かすゲームを楽しむためのマットです。
マットは素材の違う、ふわふわ、ざらざら、つるつるがあり、プレイヤーは周りの人の声を頼りにマットの上を進んでいきます。

epi

刃の横にガイドがあるため、刃が指が届かない設計の安全な皮むき器です。
目の見えない人も子どもも、安心して料理を楽しむことができます。
ゲストの方は皮むき器では怖くて使えないそうで、包丁で少しずつ皮をむいているそうです。
今回のモデルは本物の刃ではなかったので、実際に使うことができないのですが、一早い商品化を希望されていた作品の一つです。

floler

5cm間隔で穴があいている、だいたいの長さが測れるお花型の物差しです。
下から何個目の穴で、指が向こう側に届いたかで、だいたい何センチなのかを測ることができます。
世の中にあるいろいろな物が「だいたいどれくらいの長さ」であるのか、さまざまな概念を理解しはじめる子どもの時期に教育するものです。
小学校の授業で長さを勉強したり、この物差しを使っていろいろな物の長さを測って、「だいたい」を楽しみながら覚えることができます。

ORIKI

細かい作業が必要な織り機に、糸を通す作業をなくした織り機を考えました。
縦糸を枠の突起に引っ掛けて張り、棒に糸を巻き付ければあっという間に機織りができます。
つまみを手前、または奥に倒すことで、糸と糸の間に棒糸を通しやすくなり、これを繰り返し続けることで、簡単に織物を作ることができます。
手先に集中しながらのんびりと織物をして、自分だけのかわいい小物をつくることができます。
「暗闇の中でユニバーサルデザインを考える」に取り組んだみなさん、お疲れさまでした!
ぴでじんより。