PiD zine

PiD zineはプロダクト・インテリアデザイン学科の今をつたえるブログです。

2013.06.22

3年生実習

【3年生実習】UD:ソーシャル・デザイン 講評会

こんにちは。PD-ZiNE発行者のぴでじんです。

プロダクトデザイン学科3年生、ユニバーサルデザイン領域の実習講評会についてお届けいたします。

ソーシャル・デザイン 〜コミュニケーションの力で世の中をよくする〜

ソーシャル・デザインとは、社会的に大きな問題に対して、さまざまな分野の人とコラボレーションしながら問題解決を行うデザイン手法のことです。
地球温暖化や水不足、貧富の格差、高齢化、セックスとジェンダー、エネルギーなど、地球規模で物事を考えなければならないことがたくさんあります。

この課題では、自ら社会的な問題を見つけ出し、さまざまな分野の人とコラボレーションしながら、デザインするモノそのものを創り出す方法を学びました。

世界で今、何が起ころうとしているのか。
なぜ、それが必要なのか。
素朴な疑問を洗い出し、答えを探す前に「問いを探す」ところから課題を設定する力を身につけ、コラボレーションしながら解決するデザイン手法を習得しました。

2グループに分かれて課題に取り組みながら、「家庭の問題」と「農の問題」について考えてきました。

家族チーム

「家庭チーム」では、家族のコミュニケーション不足を解消するためにチームでアイデアを出し合い、家族で参加できるイベントを作ることにしました。

学生が田舎にあるひとつの家で生活し、共同で米や野菜を作りって暮らす、新たな「家族」。
学生同士で暮らす家族が増え、学生同士の村ができ、コミュニケーションの場が広がります。

共同生活で新たな家族に触れ、介護という職に活かし、介護という職に触れ、家族の在り方と新たな絆を知る。
生き甲斐が欲しいと感じている人たちが、田舎の平屋を借りて、地元民と協力しながら自給自足していく、学生サバイバル家族。
将来、介護の職に就きたいと思っている学生たちが一緒に住む家。
などをプレゼンテーションしました。

農チーム

「農チーム」では、メンバー全員の祖父母が農家という共通点がありながら、なぜ農家の跡を継がないのだろうという疑問と問題点に向き合い、深めていきました。

農家の意識を変えることに着目し、農家も若者もオープンな環境にするため、互いの知識や意識、考えなどを「Share(共有)」することをコンセプトに掲げました。

みんなでつくるカレーの本

お母さんと二人で作っているように思っても、野菜などの材料を通してさまざまな人たちと繋がっています。
野菜を作った人たちもみんな含めて、みんなでつくる小学生のためのカレーの本です。

分厚い本のページをめくると、野菜の生産者の一言や野菜の説明や豆知識、野菜の切り方やカレーの作り方の手順が載っています。
本の中に本物の野菜が入っていて、お母さんと一緒に調理スタートです!

消費者はスーパーで野菜を買うよりも農家の人との距離を近くに感じ、農家の人は消費者に対して責任を持ち、信頼を与えることができます。

farm box

家庭栽培は簡単にできないと考えている人のための、家庭簡易栽培キットです。
キットの中には、2種類の土が入っており、それを混ぜ合わせるところから家庭栽培が始まります。

農を身近なものにして、若者の意識を変えることをコンセプトにしています。

農ゲームコミュニティー

ターゲットである大学生を農へ導入するために、若者に広がりやすくコミュニティーの形成もできる、モーションカメラを使った「農を疑似体験させるゲーム」の提案です。
田畑を耕したり、草を抜いたりする農にまつわるしぐさを真似することで、農の身近に感じながら体験をシェアするゲームです。

田舎の子どもがヒーローに!

稲の価値は、米の生産だけではありません。
水田は田植えの時期から始まって、収穫の秋までの約半年間、人や動物の二酸化炭素を浄化し酸素をつくります。
この療を農学者の助けを借りて計算すると、日本で200億立方センチメートルにも及び、酸素ボンベなら安くとも6兆円もの価値に値します。

酸素にまつわるアプリを考えました。
酸素がたくさん出ていそうな植物の写真をセンターに送り、酸素の量に応じて酸素ポイントをもらいます。
酸素ポイントがたまると、好きな人に花をプレゼントすることができるというアプリです。

ソーシャル・デザインに取り組んだみなさん、お疲れさまでした!

ぴでじんより。