PiD zine

PiD zineはプロダクト・インテリアデザイン学科の今をつたえるブログです。

2014.01.11

3年生実習

【3年生】後期後半 UD:パブリックトイレのユニバーサルデザイン

こんにちは。PD-ZiNE発行者のぴでじんです。

プロダクトデザイン学科3年生、ユニバーサルデザイン領域の実習についてお届けいたします。

ユニバーサルデザイン領域
パブリックトイレのユニバーサルデザイン

公益施設や公園などに設置され、誰もが利用できるトイレにはユニバーサルデザインが求められます。
「汚い、臭い、怖い、危険」の4Kと言われたパブリックトイレは、近年、大きく様相を 変え、快適な空間へと変化してきています。
しかし、利用者の多様な特性や要求に対して充分な解決には至っておらず、「誰でもトイレ」として車椅子使用者と共用することで、車椅子使用者がトイレを使用したいときに塞がっているという問題も指摘されています。
神戸は「こうべ・だれでもトイレ」という基準を定め、民間活力を誘導することで市内に150カ所以上が設置されています。
これは量的には全国一のレベルにあり、質的にも向上してきていますが、サイン、配置、設備、ディテールなど解決すべき課題がまだまだあります。
この課題では、より高度なユニバーサルデザインのパブリックトイレの提案を行います。

この課題では「問題提起」のプロセスを重視し、実社会の調査や観察といった手法で問題の所在を明らかにし、ディスカッションを通して解決の方向性を探ります。
前半はグループで作業を行い、チームワークと作業分担を経験し、集団でアイデアを出し、それを整理する手法を学びます。
その後、具体的な解決に向けて個々のデザインワークを行い、最終的に問題発見から解決への流れをデザインワークとともにプレゼンテーションします。
2週目には、JR住吉から東灘図書館に出向き、UDについての取材を行いました。
これをもとにグループディスカッションを行い、問題の洗い出しと関連情報の収集から、課題を絞り込み、アイデアスケッチを描き進めています。

この写真は実習で取材に行った場所ではありませんが、ぴでじんが神戸市の「しあわせの村」で撮影した「こうべ・だれでもトイレ」です。
お年寄りの方も、車いす使用の方も、オストメイト(人工肛門、人工膀胱保有者)の方も、乳幼児連れの方も、妊婦の方も、つえを使っている人も、荷物をたくさん持っている人、外国の人も、あらゆる人にとって使いやすく快適なトイレとなるよう、ユニバーサルデザインの考え方を取り入れてつくられた、多機能・多目的トイレです。

一見、みなさんが使いやすいよう考えられたトイレに見えますが、まだまだ課題があります。
この実習では、より多くの人が快適に使えるトイレを目指して取り組んでいます!

ぴでじんより。