PD zine

PD zineはプロダクト・インテリアデザイン学科の今をつたえるブログです。

2014.04.20

3年生実習

【3年生実習】暗闇の中でユニバーサルデザインを考える 前期前半1週目

こんにちは。PD-ZiNE発行者のぴでじんです。

プロダクトデザイン学科3年生、ユニバーサルデザイン領域の実習についてお届けいたします。

「暗闇」の中でユニバーサルデザインを考える

私たちが「見える」のは光可視光が存在しているからであり、光が遮断されるとどんなに視力があっても何も見ることはできません。
日常生活の中で、夜でも閉め切った屋内でも完全な暗闇を体験することは難しいです。

この課題では、完全な暗闇の中で視覚以外の感覚器官の力を実感し、同時に視覚が利用できない状態を体験することで、視覚を利用できない状態の人も使用できる生活用具をデザインしていきます。
今回の体験を通して問題点を発見し、取り組むべき課題を掲げ、その課題解決のための提案を行い、デザインプロセスを学習します。

1週目はプロダクトデザイン学科にある、窓やドアの明かりとりの小窓も、すべてを遮光カーテンで覆った部屋で「暗闇体験」を行いました。

暗闇の部屋がどれくらいの広さで、どんなレイアウトになっているのかを知らない学生たち。
暗闇に入るとまず、恐る恐る手で物を触りながらゆっくりと歩いて、椅子を見つけて席に着くところから始まりました。
手で触って、人に聞いて、なんとか空席を見つけることができました。

視覚を利用できる状態よりも、利用できない状態の方が、初対面同士の相手であってもコミュニケーションが盛んに行われるというデータがあるように、今回のメンバーも見えない不安や心境を言葉に出すことで、与えられたタスクをクリアしていきました。
暗闇の中で飲食をし、絵を描いて、折り紙をして、おもちゃで遊ぶ・・・その体験すべてが今回の課題のヒントとなります。

暗闇体験のあとグループに分かれて、感じたこと、大変だと思ったこと、問題点などを書き出して発表しました。
視覚が使えない状況は誰にでも起こり得ることです。
見えないことをマイナスとしてのみとらえるのではなく、見えないことを楽しむようなアイデアの作品も生まれることを期待しています!

2週目は、インテックス大阪で行われた「バリアフリー2014」に見学に行き、高齢者や障がい者の快適な生活のための市販製品を調査しました。
3、4週目は、問題の洗い出しとテーマを決定し、アイデアを展開させていきます!

ぴでじんより。