PiD zine

PiD zineはプロダクト・インテリアデザイン学科の今をつたえるブログです。

2014.10.10

講義

人間工学の講義におじゃましました!

こんにちは。PD zine発行者のぴでじんです。

今日の記事では、プロダクトデザイン学科 古賀教授の講義「人間工学」におじゃました様子をレポートします!

この講義では、人間の基本的な機能と特性に沿って、人間ともの、機械、生活環境との関係を総合的に考察します。

 

 

今回の授業では、人間に適した道具、機械や環境をデザインする”エルゴデザイン”について学びました。

例えば、椅子の座り心地について体圧分布、骨盤の動き、体の揺れなどを計測しながら、科学的に検証します。

お年寄、子供、男性、女性など、世界のいろいろな人々に優しい椅子をデザインすることを目指します。

 

 

なぜ、イスに座り続けると腰が痛くなるのか?

立つ、座るという姿勢の違い、座る人の特性、仕事の内容を考えながら、快適で美しいイスをデザインするために、今回はイスに座るときの体圧分布について、計測装置を使ったデモンストレーションが行われました。

 

 

古賀先生が手にしているのが体圧分布の計測機です。座布団のような形状をしていますね。

これを用いて、イスのデザイン、素材、目的の異なる2種類の椅子で体圧分布を計測しました。

右が講義室にあるイス。左がワーキングチェアです。IMG_3826

 

 

まずは講義室のイスに座ったときの体圧分布がこちらです。

臀部に圧力がかかり、画面の表示が赤くなっていることがわかります。IMG_3803IMG_3806

 

 

次に右足を上にして足を組んでみると、圧力がかかった部分の値が変化したことがわかります。IMG_3809

 

 

もう一つの椅子、ワーキングチェアに座ったときの計測結果がこちらです。

ある一定の箇所に圧力がかかっていることを示す赤い表示がなく、全体的に圧力が分散してかかっていることがわかります。

このイスは長時間のデスクワークをするために設計されたものなので、疲れにくい構造が実現していると言えます。

IMG_3816

 

 

デスクワークの途中で、背もたれにもたれかかって休憩することもあるでしょう。

そのときもバランスよく体圧が分散されています。IMG_3824

 

 

 

見た目のデザイン性だけでなく、人間工学的に望ましいイスの寸法、姿勢、人間の適応を考察することも、イスをデザインしていく上で大切な視点です。

ひとのからだ、こころのメカニズムに関心を持つデザイナーが要求されています。

 

ぴでじんより。