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PD zineはプロダクト・インテリアデザイン学科の今をつたえるブログです。

2014.11.17

講義

人間工学 「筋電図装置」を使ったデモンストレーション

こんにちは。PD zine発行者のぴでじんです。

今日の記事では、プロダクトデザイン学科古賀教授の講義「人間工学」を、先月に続いてレポートします!

前回の記事はこちらから。

イスに座るときの体圧分布について、計測装置を使ったデモンストレーションが行われました。

・2014年10月10日「人間工学の講義におじゃましました!

 

 

今回の授業では「使いやすさの人間工学」をテーマとして、人間に適した道具や機械のデザイン(エルゴデザイン)について学びました。

人間工学を学ぶことで、どの様な使い方をすれば楽に使えるか、どのようにデザインすれば問題を無くすことができるかが見えてきます。

 

例えば、ハサミや工具を使うときの手指の負担を少なくするために、ハンドルやグリップのデザインを工夫して、多種多様な使い方が出来るようにします。(手のひらの接地面を広くして力のかけ方を変えるなど)

あるいは、マグカップや食器を持ちやすく、中味をこぼれにくくする工夫によって、お年寄り、子ども、手が不自由な人たちに優しいユニバーサルデザインが実現できます。

 

今回は使いやすい道具のデザインについて、「筋電図装置」を使ったデモンストレーションが行われました。IMG_6428

 

筋電図とは、皮膚の表面に電極を貼って筋肉に発生する非常に小さい電気を測定・記録し、パソコンでデータを解析する方法です。

健康診断などで測る心電図、あるいは心地良さを調べる脳波も、筋電図と同じように体の細胞が発生する電気を記録したものです。IMG_6477IMG_6439

 

 

今日はハサミ、パソコンのマウス、発電式の懐中電灯、卓球のラケットなどの使いやすさを検証するために、筋電図を用いました。IMG_6451IMG_6450

 

これらの道具を使う際に手・腕の筋肉を使う(収縮する)と筋電図の振れ幅が大きくなりますね。

そこで、筋電図の振れ幅が少なくなるように道具の形、グリップ・ハンドルの握りやすさ、重心の位置などを改良します。 IMG_6466IMG_6468IMG_6473

 

今回紹介した方法に加えて、デジカメ、ビデオカメラやアイカメラによる動作、行動、視線の分析も行ない、使いやすさの人間工学を学びます。(姿勢動作が楽か、簡単に操作できるか、変化に対応できるか)

最近では、小型センサーとスマホのアプリを使って動作・行動の評価をすることが試みられています。

 

このように、ユニバーサルデザインと人間工学は非常に関係が深いことがわかります。

本学のプロダクトデザインは、使う人の立場に立った使い勝手、機能性だけではなく、見た目のデザインもエレガントというすばらしい製品を目指しています。

 

「機能性を高めたものは、おのずとそのデザインも美しくなる」

 

ぴでじんより。