PD zine

PD zineはプロダクト・インテリアデザイン学科の今をつたえるブログです。

2014.12.02

3年生実習

UD:視覚を使わずに楽しめるおもちゃ 後期後半1週目2

こんにちは。PD zine発行者のぴでじんです。

プロダクトデザイン学科3年生、ユニバーサルデザイン領域の実習についてお届けいたします。

 

ユニバーサルデザイン領域
視覚を使わずに楽しめるユニバーサルなおもちゃ

小さな子どもはさまざまな遊びを通じて成長していきますが、その中でおもちゃや絵本といった道具の果たす役割は大きいです。

しかし、視覚に障害のある子どもが遊び、学べる道具は少ないのが現状であり、親や支援者、ボランティアの方々が自作していることも多いです。

おもちゃは一人で遊ぶのも楽しいですが、実際の暮らしの中では視覚障害のある子どもは、目の見える兄弟や友達、両親と一緒に遊んでいます。

視覚に障害のある子どものためのおもちゃや絵本は、見える子どもにとっても楽しいものであり、触覚だけでなく聴覚その他の五感を活用することで、より健やかな成長につながるものと考えられます。

 

 

この課題では、1歳〜小学校低学年程度の視覚に障害(全盲)の子どものため、視覚を使わずに楽しめるユニバーサルな玩具を制作します。

同時にユニバーサルデザインの視点も取り入れ、目の見える子どもにとっても楽しいものとすることを条件とします。

これらを通じて、「見ること・触ること・聞くこと・嗅ぐこと・味わうこと」について、深く考えることを目的とします。

 

昨日に引き続き、初回実習で行われた視覚を遮断した状態の体験についてお届けします!

アイマスクをして白杖とサポートしてくれる人の言葉を頼りに、購買までお菓子を買いに行きました!IMG_9849

 

例年、この実習では一番近い自販機までジュースを買いに行くのが定番ですが、今年は学内で最も遠い購買まで視覚を遮断した状態で行きました!IMG_9851

 

白杖がない人は、アテンドしてもらう人の腕をつかんで歩きます。IMG_9856

 

ベンチなどの障害物があること、段差があること、扉があること、どんなお菓子がいくらで販売されているのかなどを、アテンドする人は言葉で伝えながら購買へ向かって歩きます!

中庭を抜けて・・・IMG_9857

このスロープを渡れば、もうすぐ購買です!IMG_9860

コンクリート、芝生、マット、タイル・・・と足下の素材が変わっていくのも、白杖の先にあたる感覚から感じ取ります。IMG_9863

 

お気に入りのお菓子は買えたかな?

アテンドする人が言葉で伝えてくれたことと思いますが・・・

普通のポテトチップスと思って、ハバネロを買っていたら大変ですねwIMG_9875

 

自分のお財布の中から小銭を出すのも大変><

視覚を遮断した状態初体験のみんなには、ぴったりの金額の小銭を見つけるのは難しかったと思います。IMG_9869

 

ワークショップ終了後は、視覚が遮断された状態で歩くことが不安であったこと、いつもより購買までの距離が遠く感じたこと、10円玉と100円玉の見分けがつかなかったことなど感想を話しながら、視覚が使えない人にはどのような問題があるのかをディスカッションしました。

これらの体験を通して、これから視覚を使わずに楽しめるユニバーサルなおもちゃを考えます!

 

ぴでじんより。