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2015.12.12

3年生実習

【3年生】ユニバーサルデザインⅡ 視覚を使わずにみんなが楽しめるユニバーサルな玩具・遊具

こんにちは!2号です。

3年生の後期後半実習、ユニバーサルデザインコースのもう一つの課題をご紹介いたします!

視覚を使わずにみんなが楽しめるユニバーサルな玩具・遊具

小さな子どもはさまざまな遊びを通じて成長していきますが、その中でおもちゃや絵本といった道具の果たす役割は大きいです。

しかし、視覚に障害のある子どもが遊び、学べる道具は少ないのが現状であり、親や支援者、ボランティアの方々が自作していることも多いです。

おもちゃは一人で遊ぶのも楽しいですが、実際の暮らしの中では視覚障害のある子どもは、目の見える兄弟や友達、両親と一緒に遊んでいます。

視覚に障害のある子どものためのおもちゃや絵本は、見える子どもにとっても楽しいものであり、触覚だけでなく聴覚その他の五感を活用することで、より健やかな成長につながるものと考えられます。

この課題では、1歳〜小学校低学年程度の視覚に障害(全盲)の子どものため、視覚を使わずに楽しめるユニバーサルな玩具を制作します。

同時にユニバーサルデザインの視点も取り入れ、目の見える子どもにとっても楽しいものとすることを条件とします。

これらを通じて、「見ること・触ること・聞くこと・嗅ぐこと・味わうこと」について、深く考えることを目的とします。

 

1周目は視覚を使わない体験をし、触ること、カタチ・輪郭、五感の理解などを改めて学んでもらいました。

 

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アイマスクをしてから、正方形スポンジシートをガイドに枠を作ってもらいます。

枠ができたら、スポンジシートをはさみで切りパズルにしていきます。

そして枠の中にピースを組み合わせ1枚のシートに戻す体験をしました。

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枠を作る時点で視覚情報がない分、多少のズレが生じ、更にパズルを組むときにそのズレがある事で上手く当てはまらないものになてしまったり、裏表逆がわからずあと少しで組めそうで組めないなどかなり大変そうでした。

その後、白杖とサポートしてくれる人の言葉を頼りに学内を歩き、自販機で飲み物を買う体験が行われました。

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ベンチや柱などの障害物があること、段差があることをアシストしてもらったり、

コンクリートと芝生の違いなど足下の素材が変わっていくのも、白杖の先にあたる感覚から感じ取ります。

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自販機前でどの飲み物がどこにあるのか、お金の種類、投入口の場所一つ一つの動作にアシストしてもらいます。

10円玉が分かりにくかったり、1000円札の投入口のカバーが邪魔で投入しづらかったりと視覚が使えない人にとっての問題点がよくわかります。

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これらの体験を通して、これから視覚を使わずに楽しめるユニバーサルなおもちゃを考えていきます!

2号より。