PiD zine

PiD zineはプロダクト・インテリアデザイン学科の今をつたえるブログです。

2019.03.12

4年生卒業研究

【卒展】カオス2019 作品紹介 -奨励賞、学生賞-

こんにちは。PID zine発行者のぴでじん2号です。

プロダクト・インテリアデザイン学科での卒展カオス2019受賞作品を紹介したいと思います。

奨励賞

小手川 諒 (家具・スペースデザインコース)

木材の特性を活かした器の提案 〜乾燥過程の変形で生まれるかたち〜

製品を作る際に不良品になってしまう木材の変形というネガティヴな特性を活かすことはできないかと考え、乾燥前の木材を旋盤で器状に成形後、乾燥させることで旋盤加工ではできない有機的な形の器を制作しました。

木材の取り方は輪切りに対して縦に取る縦木と、板目の状態から取る横木の2種類です。

芯材と辺材の比率、横木での柾目、板目などの木材の取り方を試し、変形の特徴を分析して意図した変形を起こすように成形しました。

奨励賞

山口 健太 (家具・スペースデザインコース)

喜瀬の郷

原始住居をモチーフとした体験型宿泊施設〜 播磨大中古代の村(大中遺跡公園)を事例として 〜

兵庫県播磨町にある大中遺跡を舞台に遺跡内で宿泊しながら原始的体験を楽しんでもらう宿泊施設を提案します。

竪穴住居をイメージした宿泊棟、機能的生活が行える食堂、調理体験、浴室の4種類の施設棟が備わっています。

設置目的は大中遺跡にある既存の博物館、復元された竪穴住居をより深く結びつけ、歴史を知ってもらうことです。

奨励賞

耒田 峻司 (雑貨・インダストリアルデザインコース)

D-SA 淡路島におけるサスティナビリティを支援するモビリティの提案

淡路島に根付くおすそ分けの文化と持続可能な社会の実現への取り組みを発展させるためのモビリティの提案です。

ロッカー、液晶パネル、バッテリーを装備した車両が自動運転により島内を巡回することで食材、モノ、電力、情報のシェアリングを支援します。

スタイリングは、淡路島民にとってなじみ深いだんじりの縦長のスタイルを取り入れ、人が乗るのではない特別なモビリティであること、淡路島を練り歩くイメージを表現しました。

奨励賞

小林 優也 (雑貨・インダストリアルデザインコース)

樹雨/雨露

95/100を観る 〜植物の活動の仕組みに着目したプロダクト〜

私たちの足元で何気なく静かにたたずむ植物。その生態としての活動に着目し、2種類のアロマディフューザーの提案を行います。

Idea1.樹雨は木の下だけ雫が落ちる現象を糸状の繊維を束にすることで毛細管現象を起こし再現しました。

Idea2.雨露は植物の維管束内の機能を最小要素かつ意外性のある素材感で表現した作品です。

形を変え、落ちていく香水が見る者を魅了し、空間・環境を創造していくプロダクトです。

 

奨励賞・学生賞

本澤 直緒 (雑貨・インダストリアルデザインコース)

働く女性像から考えた美しい所作と気配りを促すプロダクト

働く女性へのアンケートから「所作」と「気配り」の2つをテーマにオフィスグッズを4つ提案しました。

menerは「飲む所作」に注目したマグカップ。

rencontreは美しい所作としてある「キツネの形の手」で名刺が取り出せる名刺入れ。

poupon pecheは「差し入れ」という気配りに注目した付箋。

lienは前回のことを覚えている状態で再会するという気配りを助けるためのカレンダー。

 

学生賞

向井 悠汰 (ユニバーサルデザインコース)

半身不随の問題を解決するプロダクトの提案 ~起き上がりをサポートする自助具~

障がい者と介護者側のお互いのストレスを軽減させることをコンセプトに、左半身付随の方の起き上りをサポートする自助具を提案。

腕の長さ、膝の角度等を検証し、耐久性があり軽い素材のカーボンを使用。手首にはグリップをつけ力を入れやすく、ベットとの接地面にはゴムスポンジにより滑らないようになっている。

将来的に必要になってくる押す力を考え、テコの原理を使い押しながら起き上る事が出来る。

2号より。